福祉車輛メンテナンス情報 バックナンバー


CASE25:車いすリフト車 スライドローラー亀裂・変形

2017年9月15日更新

  送迎中、車いす利用者様を車内に載せようとリフトを上昇したあと、リフトが動かなくなってしまったとのことで、修理のご依頼を頂きました。

 動作確認したところ、スライドモーターの故障によるものでしたのでモーター交換をさせていただきました。

 それと同時に、昇降時の作動音が通常よりも大きめであったため、リフトオイルの交換と、リフトのスライド動作を導く役割を持っているスライドローラーに亀裂・変形があることが発覚したので、このスライドローラーも交換させていただきました。

 このスライドローラーの亀裂・変形状態から、平たんでない登り、下り坂や左右不均衡な道でのリフトの日常的な使用により、この状態に至ったものと推測されます。

 リフト装置は平たんな道で使用されることを想定された装置の為、できるだけ平坦なところでのリフトの昇降を意識し実施していただくことをおすすめします。

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CASE24:車いすスロープ車 後退防止機能付前ベルト 誤った使用方法による車いす固定力不足

2017年6月19日更新

 後退防止ベルト機能付きタイプの旧型タントスローパーをご使用されているお客様から、車いす乗車の際に固定スイッチを押して固定しても、車いすの固定が弱く不安なので、故障しているかどうか確認してほしいとのご依頼を頂きました。

 

 動作確認したところ、後退防止ベルトの前ベルトにも電動固定の後ろのフックにも故障は無く、機械は問題なく正常に作動しておりました。

普段のご使用状況をあらためてお客様に確認したところ、

車いす乗車の際には、後退防止機能OFF⇒車外に前ベルトを引っ張り出し⇒車いす前輪部に前ベルトフックを引っ掛け⇒車いすブレーキ解除⇒車いすを押し車内へ乗車⇒車いすブレーキON⇒後退防止機能ON⇒後ろのフックを引っ掛け⇒電動固定ONという流れで使用しているとの事でした。つまり、車いす乗車の際には前ベルトの後退防止機能はOFFのままで作動させずに車内への乗車後にはじめてONにするというご使用方法でした。

 前ベルトの後退防止機能は、車内への乗車の際には最初からONにし乗車時に車いすの後退を防ぐようにしておかなければ、車いす乗車の利用者、介助者の方とも非常に危険です。また後退防止機能をONにしておかなければ、前ベルトの巻き取りの際に、ベルトにたわみが生じます。このたわみが車いす固定の際の緩みの原因になり、車いすの固定が弱い原因になってしまいます。

 つまり、今回のケースは、固定装置等の故障によるものではなく、誤ったご使用方法により生じたものでした。

 

 今回のケースのように、ご使用方法が誤って車いすの固定が弱くなってしまう原因には

 ①車いすを車内に乗車させた後に前ベルトを車いすに引っ掛ける

 ②後退防止機能をOFFのままで使用している

が特に多く見受けられますので、ぜひ正しいご使用方法を行っていただきたいと思います。

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CASE23:車いすスロープ車 床下 車いす固定装置付近の汚れ状況

2017年5月1日更新

  ラクティス車いすスロープ車を車検でお預かりし、同時にスロープ架装装置の点検を実施しました。

 ラクティス車いすスロープ車は、後退防止機能付きの前ベルトと、電動固定の後ろのベルトによって乗車した車いすを動かないように固定するタイプの福祉車輌です。後ろのベルトを電動で固定するためのモーターは床下にあるのですが、床下を覗いたところ、写真の通り、砂、小石、ゴミ等が床下におびただしく堆積しておりました。

 点検の結果、現時点では、電動固定装置に故障や不具合はありませんでした。しかしこの状態のままで使い続けると、電動固定の故障により正しく車いすが固定されない状況になる可能性があり非常に危険なため、これら堆積した砂、小石、ゴミ等はきれいに清掃させていただきました。

 故障や故障により事故を未然に防ぐためにも、日ごろの床の清掃と定期的な福祉車輌専門店によるスロープ架装装置の点検と清掃の実施をおすすめいたします。

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case22:車いすリフト車 リフトが動かない~着座センサー故障

2016年12月8日更新

 ハイエース100系の車いすリフト車のリフトが作動しないとのことでお車をお預かりしました。

 リフトが作動しない原因を確認していったところ、リフトの着座センサーコードの断線が原因でした。この着座センサーのコードは、リフトが動くたびに一緒に動く場所を通っているため、経年によるリフトの昇降動作により断線が生じてしまうことがあり、断線してしまうとリフトが動かなくなります。

 この断線を未然に察知することはなかなか難しいのですが、時折リフトが止まったりするなどの予兆がみられる場合があります。このような予兆が発生しましたら、早めに福祉車輌専門店による定期的なリフト架装装置の点検と対処をおすすめいたします。

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case21:車いすリフト車 リフト床の汚れ(砂・石の堆積状況)

2016年9月11日更新

 ハイエース200系の車いすリフト車を修理でお預かりした際に、リフト架装部点検の実施とともに、リフト床下(プラットホーム床)の清掃も実施しました。

 下記写真のように、リフト(プラットホーム)床には、車いす固定装置がありますが、砂や石、ゴミがおびただしく堆積しております

 この状態を放置していると、車いすの固定ワイヤーのささくれ等を引き起こし車いすの固定不備(固定力が確保されない)につながり、大きな事故の原因になる可能性もあります。

 しかし、この床下部分を清掃するのは容易ではございません。ぜひとも、福祉車輌専門店による定期的なリフト架装装置の点検と、それにあわせてのリフト(プラットホーム)床下の清掃をおすすめいたします。

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case20:車いすリフト車 リフト作動油の汚れ

2016年6月3日更新

 ハイエース100系の車いすリフト車を車検でお預かりした際に、リフト架装部点検を実施しました。

 点検したところリフトの作動油(オイル)に汚れ、劣化がみられましたのでお客様にお伝えし、リフトの作動油(オイル)交換をさせていただきました。

 

 リフトの作動油(オイル)の劣化、汚れをそのままにしておくと、リフト動作時に金属音のような異音の発生やバルブの詰まり、リフトが動かなくなる等の故障につながります。メーカーのトヨタさんもその点検、交換時期の目安は12か月毎と取扱説明書にも明記されています。

 大きな故障やそれに伴う大きな出費を回避するためにも、車だけでなく、リフト等の架装部の定期点検を受けられることをお勧めいたします。

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case19:車いすリフト車 ガイドローラー破損

2016年4月18日更新

 ノアの車いすリフト車の架装部点検を実施しましたところ、リフトのガイドローラーが破損していました。

 このガイドローラーは左右2個ずつ計4個でプラットホームを支えている部品ですが、この状態を放置しておくとスライド動作に支障が生じたり、最悪の場合はリフトが動かなくなってしまうため、ガイドローラー4個とも新品に交換しました(今回のように4個破損している場合はもちろんのこと、1個のみの破損の場合でも交換時は4個とも交換します)。

 リフトのスライド等の動きが悪い場合等の際には、このガイドローラーが破損していることも原因として考えられるため、いつもと違う動き方があった場合には、早めの点検をおすすめいたします。

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case18:車いすリフト車 スライド時の動作不良

2016年1月7日更新

 介護施設のお客様より、ご使用している車いすリフト車のリフトが車内から車外、車外から車内へスムーズにスライド動作しないとのことでお車を確認させていただきました。

 車のメーカーや年式、型式にもよりますが、今回お預かりした車は、リフトの昇降・スライド動作ともに電動モーター作動で、スライド動作時にはシャフトをモーターでぐりぐり回転させることによりスライド動作させるタイプの車でした。

 点検を実施したところ、そのスライド動作時にぐりぐりと回転させるシャフト自体が曲がってしまっており、そのためスライド動作が不安定になっていることがわかりました。シャフトの曲がりの程度にもよりますが今回の場合はシャフトを交換するのではなく、シャフトの曲がりを調整してまっすぐな状態に戻してやることで、結果スライド動作も安定した正常作動に戻すことができました。

 送迎などにご使用のお車は、リフトの昇降場所は坂道であったりする場合も多いと思いますが、できる限り平坦な場所での使用を心がけていただくことをお勧めいたします。またリフトへの2人乗りしての使用などは絶対おやめください。これらのようなリフトに大きな偏った力をかけることなどが上記の故障を引き起こす原因になるからです。

 また、同時に大きな故障などにつながることを避けるためにも、定期的な架装装置の点検を実施されることをお勧めいたします。

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case17:車いすスロープ車 走行時のスロープ板のガタガタ音

2015年11月14日更新

 介護施設のお客様より、お使いの車いすスロープ車を走行している際、収納しているスロープ板からガタガタと音がするので何とかしてほしいとのご依頼を頂きました。

 車のメーカーや年式、型式にもよりますが、今回お預かりした車は、2枚のスロープ板を収納したり延ばしたりするタイプで、そのスロープ板の合わさっている、前後左右2か所計4か所に樹脂部品が有るタイプのお車でした。このタイプのお車の場合、スロープ板を収納したり伸ばしたりする際に、紛れて入った砂や小石などにより、この樹脂部品が削れて樹脂部品の厚みが薄くなり、隙間ができたことがこのスロープ板のガタツキ音の原因になるケースがありますが、お預かりした今回のお車のケースもそれと同様でした。

 今回お預かりしたお車は、この樹脂部品のみの交換ができるタイプの車でしたので、新品の樹脂部品に交換し、スロープ板から出るガタガタ音が解消することができました。

 送迎などにご使用のお車は、車内の床やスロープ側面部などに砂や小石を付着させてしまいやすいと思いますが、この砂や小石が思わぬ故障や異音の原因になりますので、できる限り床部や側面部の清掃を心がけていただくことをお勧めいたします。また、同時に大きな故障などにつながることを避けるためにも、定期的な架装装置の点検を実施されることをお勧めいたします。

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case16:車いすリフト車 リフトが動かない!スライドモーター故障

2015年9月26日更新

 介護施設でお使いの車いすリフト車が、送迎中リフトが動かなくなったという連絡をいただきました。

 いろいろ調査、確認、点検した結果、スライド動作を担っているモーターの故障であることが判明しましたので、モーター交換を行ないました。

 

 車いすリフト車は、乗車の際には、リフトプラットフォームの上昇とスライド動作を、降車の際には、リフトプラットフォームのスライドと下降という動作を行ないますが、スライド動作は、モーターによりその動作を行ないます。

 そのモーターにはスライド動作時には大きな負荷がかかります。利用者様を乗降させる際に、その場所が上り坂であったり、下り坂であったり、あるいは右下がりや左下がりの道路であったりすることも、より負荷をかける要因になりますし、プラットフォームに利用者様だけではなく介助者も一緒に乗って乗降することも、負荷をかける要因になります。もし、そういった使い方をされていらっしゃるならば、リフトの故障を避けるためにもお止めいただくようお願いいたします。


 送迎中にリフトが動かない状況が起こってしまうと、あせりを引き起こし、結果、思わぬ事故につながる可能性もあります。そうならないためにも、ぜひ正しいリフトの使用方法の理解と実行、そして定期的なリフトの点検を実施することをおすすめいたします。

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case15:車いすスロープ車 電動ウインチ付でベルトフリーモード付車の場合は、必ずベルトフリーモードを使ってウインチベルトを引き出してください!

2015年7月17日更新

 先日、送迎でご使用の車いすスロープ車のウインチベルトが左右で長さに違いが生じ、車いすの前部に固定する際に支障をきたすため、電動ウインチの故障も考えられるため、念のため点検してほしいというご依頼を頂きました。

 

 このお車は、電動ウインチ付で、車いす前部にこのウインチベルトをひっかけることによりウインチの力で車いす利用者様の乗降をアシストしてくれるもので、乗り込む際にウインチベルトをベルトフリーモードにして車外で車いすの前部にひっかけた後、リモコン上ボタンを押すことでウインチの力で引っ張り上げてくれるものです。

 

 ウインチ部分の点検を実施しましたが、特に故障箇所は見当たりませんでした。そこで実際のご使用状況を確認させていただいたところ、ウインチベルトを伸ばして車いすにひっかけ乗車する際には、いつもベルトフリーではなく、リモコン下ボタンを押していらっしゃるとのことでした。この使用方法のために、左右のベルトを引き出す力に差が生じてしまい、結果左右の長さに違いにつながったのではないかと推測されましたので、ベルトフリーの使用方法、および正しい乗車方法を実施頂くようお伝えいたしました。

 

 車いすスロープ車で電動ウインチ付、そしてベルトフリー機能付きのものの場合は、必ずウインチベルトは必ずベルトフリーモードにして車いすにフックをひっかけてください。 

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case14:タイヤのクラックには要注意!

2015年5月7日更新

 先日、車検で車をお預かりしたところ、タイヤにおびただしくクラック(ひび割れ)が入っておりました。

 この写真のような大きなクラック(ひび割れ)の状態では、走行中の突然のバースト、パンクにつながる可能性が高く非常に危険でしたので、速やかに新品へのタイヤ交換をご提案し交換を実施させていただきました。

 

 タイヤは、車の走行そして乗車の方の安全を確保する最も重要なアイテムのひとつです。

その材質は様々な材料からできたゴム製品ですので、

・空気圧不足または過負荷でのご使用

・オゾン・太陽の紫外線の多い場所での使用・保管

・あまり車を使用しない

・過度な洗車、有害な影響を及ぼすつや出し剤塗布

などの要因で疲労、劣化が促進されていきます。

 タイヤのメンテナンスを怠ると、走行時の安全性が損なわれるのはもちろんのこと、燃費の悪化にもつながるなど経済面でもよいことは何もありません。

 日常から、タイヤの空気圧・キズや亀裂・摩耗限度・位置交換必要性のチェックを実施し、異変があれば速やかに自動車整備工場などでの対応を実施することをおすすめいたします。

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case13:車いすスロープ車 車いす固定ワイヤー金具ささくれ

2015年3月14日更新

軽自動車スロープ車の、車いす固定ワイヤー金具のささくれの修理をお預かりしました。

 車内床上には砂や泥が堆積しており、また床下にも小石、砂、泥が堆積していました。これら堆積物である小石や砂などがワイヤーに絡むなどした状態で強い力がかかり、ワイヤーの破損が起きたのではないかと思われます。

 これらを防ぐためにも、車内の床をざっとほうきではくといった日常の清掃をお勧めいたします。

 また、この固定ワイヤー金具のささくれは、車いすの車内での固定の不備(固定が十分になされない)につながり大きな事故の原因になる可能性もありますので、日常の定期点検や少しでもささくれが発生したら速やかに、福祉車両専門店での修理をお勧めいたします。

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case12:車いすリフト車 車いす用シートベルト破損

 2014年11月7日更新

車いすリフト車の車いす用シートベルトが何らかの原因で破損し確実に留めつけできない状況になっていました。

 この状態ではシートベルト本来の役割を果たすことができず、非常に危険であるため、シートベルト部品を新品に交換して正常な状態になりましたが、シートベルト部品に何らかの非常に強い力が加わり、樹脂部がひどく割れている状況でした。

 断言はできないのですが、リフトのプラットホーム部分が室内外にスライドする際に、シートベルトを轢いてしまい、破損してしまったということも考えられます。

 このように通常の車ではありえないことも架装装置を搭載している福祉車両では起こり得ます。

 正しい使用方法を実行いただくことと、使用時に通常と違う動きや音、においなどに気づいたら早めに情報共有し、点検・修理をする等の対処をしていただくことをおすすめいたします。

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case11:車いすリフト車 ハイエース・レジアスエース車いす仕様車のサービスキャンペーン情報(2014年9月11日付)

 2014年9月19日更新

平成26年1~7月生産分のハイエース、レジアスエース車いす仕様車の一部について、車いす固定操作時に固定装置作動スイッチの「ロック」「解除」の切り替えを繰り返し行なうと、車いす固定用ワイヤーが過度に引き込まれて固定装置が損傷し、車いすの固定ができなくなることがあるため、対象の全車両について、当該スライドレールを対策品に交換するというサービスキャンペーン(無料修理)実施の発表がトヨタさんよりありました(下記の表をクリックしていただくと、トヨタさんのHPの該当ページにリンクします)。

 取り急ぎ弊社においてもHPに掲載させていただきました。

下記の表をクリックしてください。

※トヨタさんのHPへリンクしています。

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case10:車いすリフト車 ガイドローラー破損

2014年7月8日更新

 先日、あるリフト車を点検させていただいたところ、リフトのガイドローラーの樹脂部分が破損し、すでに無くなっている状態にあることが分かりました。

 このガイドローラーは、リフト車の車いすを乗せ、昇降・スライドするプラットホームを支えている部品ですが、たとえばリフトに車いすの方と介助される方が常に2人乗りをされて昇降されるなどの誤った使用方法や、砂・小石・ゴミの清掃不備などにより破損してしまいます。

 破損してしまうと、最悪リフトが動かなくなるなどの故障につながり、思わぬ事故の原因になってしまう可能性もありますので、正しい使用方法と適切な点検・メンテナンスの定期実施をおすすめいたします。


case9:車いすリフト車(油圧式) オイル(作動油)のメンテナンスが必要です

2014年5月1日更新

  車いすのリフトには、リフト昇降が油圧式のものと電動式のものとがあります。油圧式のものは、当然ながらオイル(作動油)の定期的な交換や補充といったメンテナンスが必要です。ただ、このリフトのメンテナンスの必要性を認識されていらっしゃる方は非常に少ないのが現状です。

 このオイル(作動油)のメンテナンスを怠ると、オイルの汚れや劣化等が原因となり、バルブの詰まりやリフト作動時の異音が発生したり、リフトが動かなくなるなどの故障につながってしまう可能性があります。そしてそのリフトの故障が重大な事故やリフトのシリンダー交換といった高額な費用がかかる修理につながってしまう可能性も否定できません。

 このようなことにならないためにも、リフト部分の定期点検、そして定期的なオイル交換などのメンテナンスの実施をおすすめいたします。

 

 


case8:車いすリフト車 車いす固定装置のワイヤーささくれ

2014年2月1日更新

 

 車いすリフト車の車いす固定装置のワイヤーがささくれていたため交換を実施いたしました。ささくれたワイヤーが巻き取りの際に邪魔をして、巻き取りできない状態になっていました。この状態のままでは、車いすが適切に固定できない状態であり、重大な事故につながる可能性が大きくなります。

 ワイヤーのささくれは、固定装置の所定位置への収納忘れやねじれ、砂・ゴミ・小石等の清掃不良などが原因で発生してしまいます。

 このような状態になるのを防ぐためにも、ワイヤーを所定位置に確実に収納すること、ねじれがあれば解消して収納すること、そして床部のこまめな清掃をすることをおすすめいたします。

 

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case7:車いすリフト車 プラットホーム床下への水侵入

2013年12月6日更新

サビの発生などの水侵入の痕跡がありました
サビの発生などの水侵入の痕跡がありました

 

 車いすリフト車の修理、点検を実施しました。

 その際、プラットホーム床下の清掃作業を行ないましたが、砂や泥が湿った状態で付着しており、さらにサビが発生している箇所がありました。また、プラットホームの床カバーにもサビが付着しており、水の入った痕跡がありました。

 プラットホームの床下には、電気部品があるため、水が入ると固定フック金具が壊れてしまうなどの故障の原因になります。

 雨などによりプラットホームが濡れてしまった場合は、水気を早めにふき取り、床下への水の浸入を防ぐといった配慮が必要です。また、同じ理由から、プラットホームを清掃する際には、プラットホームの水洗いはしないようにしていただくようお願いいたします。

 

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case6:車いすスロープ車 電動ウインチベルトの長さ不均一

2013年11月1日更新

ウインチベルトの左右の長さが違います
ウインチベルトの左右の長さが違います

 

 車いすスロープ車の電動ウインチのフック金具の破損の修理を行ないました。破損修理はフック金具の交換作業を実施しました。

 その際に、架装部分の点検を行なったところ、電動ウインチのベルトの左右の長さが違う状態でしたので、調整を実施しました(左右の長さが違う状態でご使用されていたと推測します)。

 ベルトを引き伸ばし荷重をかけて収納していくことにより左右の長さの違いは解消されました。

 このような不均一な状態のままでのご使用は、不完全な車いすの固定による転倒等の事故の発生につながりますし、架装装置の故障にもつながる可能性があります。

 ぜひとも早期の調整、また定期的な架装装置の点検をおすすめいたします。

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case5:車いすリフト車(昇降油圧型)の作動油交換

2013年10月1日更新

床のカバーを外すと固定装置の機械部分が露出されます
床のカバーを外すと固定装置の機械部分が露出されます

 

 お預かりしました車いすリフト車の架装部分点検を実施しました。

 車いすリフト車は、そのリフトの昇降を電動で行なうタイプのものと油圧で行なうタイプのものがあります。

 今回のお車は油圧作動のタイプのものでしたので、作動油(オイル)の汚れや量を確認したところ、その量が少なくなっておりました。

 そこで古い作動油(オイル)を抜き取り、新しい作動油(オイル)に交換、充填作業を実施しました。

 車いすリフト架装装置で定期的な作動油(オイル)交換が必要であることはあまり認識されておりませんが、これを怠ると、昇降時の異音(金属音)の原因になったり、パワーシリンダーの故障によるリフトの故障につながり、高額な修理代につながる恐れがありますので、定期的な車いすリフト架装装置の作動油(オイル)交換の実施をおすすめいたします。

 

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case4:車いすリフト車 床面固定装置の泥、砂の堆積状況

2013年9月1日更新

床のカバーを外すと固定装置の機械部分が露出されます
床のカバーを外すと固定装置の機械部分が露出されます

 

 お預かりしましたハイエースリフト車の架装部分点検を実施しました。その作業のなかで床部固定装置の清掃も実施いたしました。

 車いすが固定される場所の床には、床表面にも砂や泥、小石が堆積していましたが、そこだけでなく、床カバーを取り外すと露出される車いす固定装置の機械部分が設置してある部分にも砂や泥、小石が堆積していました。よってその部分の清掃も実施させていただきました。

 

 この砂、泥、小石をそのままで放置していると、固定装置のワイヤーが戻らなくなったり、十分に車いすの固定ができなかったりするなどの不具合につながる恐れがありますので、日常ご使用の際の車の床のお掃除の実施と車の点検実施時のリフトなど架装装置の点検及び清掃の実施をすることをおすすめいたします。

 

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case3:車いすスロープ車 電動ウインチ ベルト最大引出後の逆転作動

2013年8月2日更新

取扱説明書
取扱説明書

 ダイハツアトレースローパー(スロープ車)は、電動ウインチ(車いすを車内に載せたり、車外に降ろしたりする際に補助する装置)機能付きの車です。

 車いすを車外へ降ろすために電動ウインチ巻き下げのボタンを押し続けていると急に巻き上げに変わってしまうため、電動ウインチが故障しているのではないか、点検をしてほしいとの依頼を頂きました。

 動作の状況を確認したところ、確かに、”下降”(車いすを車外に降ろす)ボタンを押し続けベルトが最大に引き出されたのちに、ボタンは”下降”ボタンを押しているにもかかわらず動作は巻き上げに変わり”上昇”を始めました。

  しかしこのタイプにおいてこの動作は故障や異常ではございません。実はこの車の取扱説明書には、『ウインチベルトの最大引出範囲は、右側ベルトの黄色マーク位置が車両の後端までにしてください。これ以上引き出すとウインチモーターの巻き取りが逆転し、ウインチスイッチの上昇、下降が反対になり、誤作動につながる危険性があります。逆転時は、ウインチベルトの左右先端フックを持ち、ベルトを最大限に伸ばし続けると、ウインチ回転により、上昇、下降が正常に戻ります』との記載がされております。その旨ご施設様にお伝えしご了解頂きました。ただし今回の場合、最大引出範囲を示す右側ベルトの黄色マーク位置が認識しづらい状態でしたので、施設様にご了解の上で、ベルトに最大引出範囲を示すしるしを白色でマーキングさせていただき、最大引出範囲の限度がよりわかりやすいように改善を実施させていただきました(下記写真ご参照ください)。

 

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case2:車いすリフト車コントロールユニット アース接続部のサビ

2013年7月1日更新

アース接続部のサビ発生状況
アース接続部のサビ発生状況

 弊社で車いすのリフトを点検しましたところ、コントロールユニットのマイナスアース接続部にサビが発生していました。

 このアース接続部は床にあるため水がたまりやすくサビの発生が多い場所です。サビをそのままにした状態で使用を続けているとリフトが動かなくなるなどの大きな故障につながります。故障や、故障による焦りなどが重大な事故をもたらす可能性も否定できませんし、高額な修理費用が必要になる可能性もあります。

 

 そうならないためにも、日常から窓の開閉には注意を払う、雨等で濡れていればこまめに水気を拭くことを行なっていただく、そしてそれと同時に不具合が発生していないか定期的にプロによる点検の実施をおすすめいたします。

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case1:車いすリフト車 リフト架装部のガイドローラー破損

2013年6月5日更新

ガイドローラーに亀裂が入っています
ガイドローラーに亀裂が入っています

 弊社で車いすリフト車のリフト装置を点検しました。

 

 リフト作動時に、異音やおかしい挙動・動きがあるなどの異常はみられませんでしたが、分解して点検してみたところ、可動部のガイドローラーに亀裂が入っていたため、新品のものに交換をいたしました。

 

 ガイドローラーに亀裂が入ったままで使用を続けているとリフトが急に動かなくなるなどの大きな故障につながります。故障や、故障による焦りなどが重大な事故をもたらす可能性も否定できません。

 

 そうならないためにも、異音や異動作などの故障の前兆を見逃さないこと、それと同時に定期的にプロによる架装(リフト)部の点検の実施をおすすめいたします。

 

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